フレキソ印刷の弾力性と硬度性能

1.フレキソ印刷機のゴム版の硬度は、硫黄硬化時の温度、圧力、プレス時間によって決まります。版の硬度は要件に応じて決定できます。感光性樹脂版の硬度はフォトポリマーの硬度に依存し、硬度制御剤を添加することで制御できます。弾性は硬度の逆指標であり、硬度が高いほど弾性は小さくなります。

2. 基材によって、版の硬度に対する要件は異なります。版の弾性が高い場合、基材との接触は均一で、印刷されたインクの色も均一ですが、画像の層再現性は悪く、ドットの拡大がより顕著になります。基材の表面が滑らかな場合は、版の弾性は小さく、表面が粗い場合は、版の弾性は大きくする必要があります。ソリッドまたはテキストを印刷する場合は、版の弾性が大きく、ドットまたは細い線を印刷する場合は、版の弾性が小さくなります。

3. フレキソ印刷版の弾性は印刷工程中にある程度変化します。つまり、高速かつ長時間連続印刷すると、印刷版の弾性が低下し、反発力が不十分になります。印刷版の弾性が過度に低下しないように、印刷中に軽い印刷圧力を維持する必要があります。